今回の東京出張 母に娘を先に福岡に連れ帰ってもらってから連日偶然の出会いの連続。
その数も半端なし。
このまま行くとみんなが大きな輪になっちゃいそうな勢いで鳥肌が立ちます。
その一つは東京駅で総武線に乗った瞬間 素敵な麻のドレスに見とれていたら「あーーーっ」と言われた。
その彼女。ずっと会う約束をしながらお互い忙しくて会えていなかった福岡の友人。「なぜ東京に?」と聞いたら「ハワイの帰り台風の影響で福岡便が欠航? (遅延?)になったので少しだけ東京見物する」とのこと。そういえば数日前にハワイからの投稿にコメントしたばかりだった。
熊本と福岡で超人気焼肉店を切り盛りしている上に
オルタナティブ小学校の運営もし、さらには浄水通で
保育園まで立ち上げてしまったというスーパーウーマン。電車に乗って初めて見たけど下はまだ3歳の子供のいる3児のお母さんだったとは!
東京駅で同じ電車の同じ車両の同じドアから入るのもびっくりだけど 降りる駅と行く方向まで同じ。
たった10分足らずの乗車時間にいろんな話をしました。
続きは会ってとのことで念願のお店に行ってきました。
その名は春吉にある「焼肉すどう」
入ってすぐから焼肉店のイメージをいい意味で思いっきり裏切ってくれるシンプルさ。
和の内装でありながら壁や暖簾のグレーはロンドンやサンフランシスコあたりでも使われるようなマットでシックな色合。
デザイナーさんがこだわって出してくれた色らしい。 木目の綺麗なテーブルの上のランプ兼換気口はインダストリアルモダンな黒。
こんなお洒落なのって見たことないと思ったら もともとシルバーだったものを塗ったんだと。
そして肝心なお料理。
ご主人が一つ一つ丁寧に焼いてくれるお肉は
とろけるよう。 ネギを焼いて粉にしたトッピングなど
ちょっと聞いたことのない 素材を使って色んな部位を
徹底的に面白く料理してくれる。
器も盛り付けも美しく懐石料理か日本料理を頂くような繊細さ。
(すっごい美味しくて写真を撮るのも忘れてしまうほど)
焼き鳥に見える串刺しは食べるとなんとハンバーガーの味になる!
そんな驚きがいっぱいのお料理!
焼肉というより和牛を日本食として表現してみました。という方が正しいかもしれません。
舌の肥えた香港や韓国からのお客さんも多く
現在 フィリピンや北京からも引き合いが来ているというのも納得です。
伺う前はてっきりご両親のお店を継がれたのかと思っていたら24歳? の時ご主人と一からはじめられたと。
料理人としては遅いスタートだけど「(フレンチなどでなく)焼肉ならまだ勝ち目があるだろう。」という冷静な分析。
(はじめはタイを旅して美味しかったタイ焼肉をやろうと思っていたという話を聞いて やっと若い夫婦が
飲食店を立ち上げる風景が目に浮かんだ。)
その後 焼肉店として銀座に出店する計画が
311が起こり避難も含めて熊本で出店することに。
熊本で大ブレイク後福岡進出。
現在は世界進出を目指す。
私たちの世代で有名飲食店一から立ち上げる人もあまり聞かないよねー という話をしたら 私たちの下の世代はさらに少ないらしい。
飲食業のベトナム進出の注意点や
サンフランシスコベイエリア周辺ののハイエンドな日本食ブームの現状についてお話しました。
普通のアメリカの日本食店は9割以上が韓国系中国系の経営。 日本の食がかなり大雑把に変化して伝わってしまっている中で是非頑張って頂きたいです。
これだけのチャレンジャーはなかなかいないんじゃないかと思うくらいパワフルな夫婦でとっても素敵でした。
是非皆さんも行ってみてください。
https://www.google.co.jp/amp/s/amp.retty.me/r/100001280646/