この前、といってもかなり前のことになるが
日本に帰ったとき、たまたま知り合い4人が全員東京で集まれることとなり
夕食に行った。その中の一人が映画監督の鎌仲ひとみさん。
今は東京工科大学の助教授になったと聞いてびっくりした。
が、彼女のようなエネルギッシュで本当の意味で
意味のある思想を行動に移せる人もそうそういるものではない。
彼女は以前このブログでも紹介したヒバクシャなど映画を作り
最新作の「六ヶ所村ラプソディー」が今全国で上映中だ。
わたしは残念ながらまだ見れていないので彼女からもらった小冊子からの言葉を
ここで抜粋して皆さんに紹介させていただくことにする。
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Q.この再処理工場はいつ決まりどれくらいの費用をかけ いつころから建設が始まって
試運転に至ったのでしょうか?
A広島・長崎に落とされた原発はマンハッタン計画といって六ヶ所村と同じ再処理工場で作られたものでした。そこではプルトニウムを取り出し、核弾頭に使っていました。これが世界で始めて作られた再処理工場です。
アメリカではせっせとプルトニウムを作り、東西冷戦の時には4万5千発分の核弾頭を製造しました。戦前から再処理する技術は兵器製造のための機密で重要な技術だったのです。
日本では原発を導入した40年以上前からゆくゆくは 再処理工場をどこかに建て、プルトニウム原料による
発電を目指しました。六ヶ所再処理工場は立地のための土地買収、漁業権放棄、自治体との安全協定を結ぶのに時間がかかりましたが 93年 から始まり約10年で工場が建設され、費用は2兆2千億円かけています。
国内でこれ以上のお金をかけて建設された施設は他にはありません。
Q原子力発電所から再処理した今までの 日本の核燃料はどれくらいあって どうリサイクル利用されているのですか?
A日本はイギリスとフランスに再処理を発注してきたのでプルトニウムは両国に預かってもらっている分と国内にある文をあわせると45トンくらいになります。これを消費するだけでも何十年もかかります。
しかし今現在では再処理して取り出されたプルトニウムはリサイクルされていません。
ゆくゆくはプルトニウムとウランを混ぜて既存の原発で使おうというプルサーマル計画はありますが
現在の原発は老朽化しているのでメンテナンスが大変です。
プルトニウムの核反応はウランと比べ物にならないくらい早いので制御する制御棒が既存のもので大丈夫か
という大きな問題があり いろいろリスクが高まるだろうといわれています。
だから原発現地では嫌だといっているところがほとんどですが玄海原発(佐賀)と伊方原発(愛媛)は多額のお金が入ってくることで手をあげてしまいました。
いつから始まるのかはまだ決まっていません。
核燃料とは濃縮ウランのこと。
ウランは自然界に存在し、プルトニウムは人工的に作られた放射性物質でかつては地球上には存在しなかったもの。原子炉の中で濃縮ウランを核分裂させることによって 未知の放射性物質がたくさん作られる中のひとつがプルトニウムです。他のヨウ素などは副産物で燃料にはならない、
利用価値のない放射性物質です。ウランだけが燃料になり反応させると人口の放射性物資tが出てきます、
人間の体は人口の放射性物質にとても弱く、体内に入ってくると自然界に入ってくると自然界にある物質と間違えてしまいます。
たとえばストロンチウム90はカルシウム90はカルシウムと似ているので体はカルシウムだろうと思い、骨に蓄積していきます。そして骨の中にストロンチウムが濃縮され、放射線を出すというのが内部被爆のメカニズムです。
他にセシウムは女性の乳腺や生殖腺、男性の筋肉に蓄積されます。物質によって蓄積されるところが決まっています。これを臓器親和性といい、たとえば放射性ヨウ素はホルモンをつかさどる甲状腺にたまるため原発事故がおきたときはヨウ素を飲ませて甲状腺をいっぱいにしておけば後から放射性ヨウ素が入ってきても被爆量は多少減るだろうといわれています。
A 多くの国が撤退した 再処理工場になぜ日本政府や電力会社は固執するのですか?
政府や青森県や電力会社が稼動にこだわるのはそれに大きな利益があるということでしょうか?
A,なぜ国が固執するかに関してはミステリー
再処理工場を動かすだけではそれほど利益になりませんから他の訓は撤退しています。
再処理工場を動かさなくてもウランをつかっていれば原発は今まで通り動いていくわけでわざわざ使いみちのない
プルトニウムをものすごく巨額のお金とリスクをかけて取り出す価値はないと各国は撤退したわけです
なのになぜ日本が固執するかはなぞが多い。
答えは誰にもわかりません。
ただ誰も責任を取りたくないんだろうな
という説はあります。
かつてアメリカは20億ドルもかけて作った原発を使わないと政治的責任を問われるとして使った。
これに似ていると思います。また本当は電力会社が稼動にこだわっているわけでなく、こだわっているのは
青森県です。それによってすごい額のお金が落ちてくるからです。
青森県は日本で一番収入の少ない県ですから 夕張市のような自治体になりたくないと
受け入れの見返りにお金をもらい 経済をまわそうと考えているからです。
その足元を見て 電力会社が誰も引き受けないような核施設、使用済み核燃料を青森県へ運び続けることができたのです。お互いの馴れ合いの仲でにっちもさっちもいかなくなった。
またそこにぶら下がって食べているひとがたくさん出来てしまったので 社会構造も固定化されてしまいました。
そこで真ん中をいきなりやめるとなると周囲にどう影響が及ぶか危惧され、急には無理だろうということになる。
国も青森県との約束をこれまで何度も破ってきています。
六ヶ所村にむつ小川原かいはつという産業地帯を作るからと土地を売れ。といっておきながら
結局約束をはたしませんでした。異あっ間で何度も国に裏切られてきている青森県は裏切られないようにいろいろな手を打っていますので国も脚が抜けなくなってきているのです。そして電力会社は電力を供給するために設備投資しなければなりませんが仮に50億円投資すれば投資した分の3.8パーセントを利益として料金に上乗せして言いという法律があり、
あらかじめ保障をもらっています。、大金を投資したほうが利益率が高くなり、電力会社は確実に設けることが出来る。投資すればするほど規模を縮小しなくてすむし、確実に儲かるのです、結果日本人は世界でもっとも高い
電気料を支払っています。
つづく。
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