香港で何がいちばんつらいって、スーパーに行っても、ショッピングモールに行ってもバスに乗っても
とにかく外以外に行くとあまりに冷房が効きすぎていること。だからいつも毛布みたいなショールとカーディガンが手放せない。
それでも寒い。バスなんてギンギンに冷えていて、ずっと我慢して座っていたけれど絶えられない。あまりに寒いのでバスの後ろの席で三角座り(なつかしーー)をして耐えていたけれどジーンズの下までぞーっと風が吹き抜ける。(それってすごくないですか)
バスの上には飛行機のような冷房口があってそこからビュービュー扇風機のように冷たい風が吹き出している。
そういえば広州から香港に行く列車も上を見たら天井にまるで一本の線を描くようにずっと
冷房口が繋がっていた。。
バスでは20分くらい我慢していたけれどもう耐えられず運転手さんのところに行った。「寒くて死にそうなので、どうにかなりませんか?」というと「モウ没 パン弁 ファーッツ法 どうしようもない。」といわれた。
冷房は切るかつけるかどっちかしかないらしい。
(このバスの天井の空気穴から冷気がビュンビュン吹いている)
切れば暑いと文句が出るし、切らないと寒すぎるのだろう。今日、通りすがりのバスを見たら
窓には冷蔵庫みたいに水滴がいっぱいついていた。
ところでこの寒さ、どうして香港の人は耐えられるのだろう?
そういえば、以前街で、クーラーのチラシを配っていて、見ていると「透心涼」トウサムリョーンと大きく書いてあったので意味を聞いてみると
「心臓を突き破るくらいカキーンと冷えた。という意味だよ」といわれた。
そういえばクーラーのチラシにはいつも氷山の絵とか氷のイラストがついている。
「日本のクーラーは霧が峰とか、山の谷間の自然に涼しい感じのものや
ファジーモードなんていって、人間に優しい微妙な涼しさを目指して設計されているよ」
と話すと「だめだめ。そんなんじゃまったく意味がない。ガツーンと冷たくなくっちゃクーラーじゃない」
なんて口々に言っている。
香港に7年暮らす友人に
「どうしてだろうー。彼らは油を食べすぎてるから皮下脂肪で守られてるのかな?それとも肉食だから寒くないのかな?」と聞いてみた
すると「スープじゃないかしら。私ね、スーパーでスープを買ったの。
材料がセットになっているもの。クコの実とかしょうがなんかも入っているのを2時間くらい煮詰めるんだけど。それを飲んだらだらだら汗が出てきちゃった。
香港の人っていつもああいうの飲んでるじゃない。だからよ、きっと」
というので、私も今日はまるで香港人のようなものをあえて食べ続けてみた。
まず外では魚香(草冠に加子)(保の下に土)
これを頼んだら、「小心熱 シウサム イッ 熱いから気をつけて」
というように鍋ごとぐつぐついったままテーブルにドンと出された。
ナスもひき肉もまだふつぐつ煮えたぎっている。しかも中には赤唐辛子を細切りにしたもの、しょうが、にんにくも入っている。
(ちなみにこれは銅羅湾にある違う店、こんな暑い国なのに、真夏にこんな鍋でがんがん調理してました。しかも外で)
たった2元(30円?)増しでスープ付きに出来ると書いてあるので、「スープも下さい。」
というとすぐにまた熱々のスープが出てきた。
中身を見てみると、大きくぶつ切りにしてある人参、おいも、かぼちゃ、れんこん
なんかが入っている。よく考えるとこれって体を温めるものばかり。こんなメニュー日本だったら真冬のものじゃない。。
と思った。
日本の場合、夏は冷やし中華とか、おすしとか冷えるものをあえて食べたりするけれど
こっちの人は季節にお構いなくこんなものを食べているのであろうか。。
ところでこの後、歩いてショッピングモールに行ったけれど
初めて寒いと感じなかった。
そういえばさっきの店で隣に座っていた人も、ノースリーブのランニングシャツで
いま、肉体労働を終えて帰ってきたか仕事の合間に抜け出してきたようないでたち。
香港の人たちって、体を使って仕事をして、ぐつぐつの熱いものを食べて、体が燃焼しつづけているのでしょうか。。
やっぱりスタミナがないとここでは生きていけない気がします。
*********************************************************************************************
追伸 :ところでバスの最後部座席に座っていたら
こんなガラスかち割りハンマーがついてました。
これって日本のバスにはついてましたっけ?
最近のコメント