香港に来る前に香港で手に入らない日本のものってある?と香港在住の日本人の友達に聞いておいた
すると「7割がたの生活はいけるんじゃない」「なんでもあるよ」といわれた。みんなだんなさんの駐在来ている有閑マダムだからきっとお金を出せば高い日本製品が手に入るんだろうと思っていた。 ベトナムやドバイなんかで日本の食材を買おうとすると必要最低限の味噌、しょうゆ、わかめ、しいたけにボンカレーといった具合のきわめてお粗末な品揃えなので、「何でもある」といわれても、あまり期待せずにやってきた。ところが本当に何でもある。ジャスコ(吉之島と書いてカッチィートウと読む。ちょっとだけだが発音がジャスコに似ている。)やそごうSOGOにいったらロッテコアラのマーチとか不二家のピーチネクターとか昔慣れ親しんだお菓子がずらりと棚中ならんでいるのは圧巻である。こういう小さいころに好きだったお菓子というのはなんか子供のときのことをいろいろ語りたくなる。
香港の友人が清涼菓子(チィーンリーョンクオチー)が食べたい。清涼菓子って単なるお菓子の総称だと話すとたこれのことだとばかりおもっていた
といって取り上げたのはラムネだ。確かに口の中がすっきりするから清涼菓子ってネーミングがぴったりくる。
香港で食べるといままで気がつかなかったことに気がつく。
日本のお菓子って包装がまずすばらしい。金のふちがついていたり、ぎざぎざの部分が全体についていてどこからでも開けられるようになっていたり、ひとつのお菓子にも10個ぐらい特許がつくんじゃないかというくらい
芸術的なまでにこだわりがこめられている。なんて気が気が利いているんだろう。と感動すらする。これは食べるためのお菓子というより、見て楽しい、開けて楽しい、食べて楽しいという娯楽の域にまで昇華されたものだ。と思う。中国のお菓子屋さんに行くと昔ながらのざっくりとした袋に菓子が入っているだけでおおざっぱ。何のひねりもない。日本の商品があちこちにあってそのイメージは明るく軽く、新しい。
近くのショッピングモールにある雑貨のおみせの壁いっぱいに日本のチーズ一家のおしゃべり、ワイン一家の絵が描かれていて、そのものずばり何のひねりもない中国製品の中でこういう意味のないたわいないものは目からうろこが出るほど新しいんだろうな。と思う。
ロッテとか森永とかああいうお菓子の会社って言うのはお菓子をおもちゃの一部にしてしまった。といってもいいだろう。
というわけでなぜ香港の人が日本にあこがれるのかが少しわかってきた。
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